風俗店員やってました・9



ある日、いつものように地下で、A4用紙にプリントされた割引券を機械で一枚ずつ裁断する作業をしていた。

作業終了し、出来上がった割引券を上階の受付へ持っていった。

店長の安藤さんに出来上がった物を渡すと

「ありがとう・・・ところで一つ確認していいですか?」と言われた。

(何だろう・・・?何かやらかしたっけ・・・)と思いつつ

「はい」と返事をすると

「消費税って何パーセント?」

戸惑いながらも、当時の税率「5パーセントです」と答えた

すると、店長の隣にいた相撲取りが「エッ・・・」と引きつった顔

「いつから10パーセントになったんだよ」

店長は相撲取りを睨みつけた

近くにいたもう一人の従業員・青木が冷たい目をしながら

「バーカ」と吐き捨て、どこかへ消えた。

消費税率を間違って請求していたらしい

それにしても、優しいイメージのあった店長が、あんな感じで怒るとは

意外に思いつつ自分の仕事に戻った

再び、地下で作業していると、新入りの男が近寄ってきた

「昨日、大変でしたよ」

「仕事終わった後、相撲取りが日払い分のお金下さいって店長に言ったんですよ」

「そしたら、店長がお前、金、金かよって怒って、相撲取りを殴ってました」

「エッ・・・そんな事があったんだ。給料下さいって言って殴られたらたまらないな」

そう言うと、新入りは半笑いの表情で続けた

「相撲取り、仕事できないからイジメられてるっぽいですよ」

「そうなんだ・・・」

さっきの出来事を思い出し納得した

相撲取りとは仲が良く、店長は自分には優しく好意を持っていたので複雑な気持ちになった

しかし、下っ端のアルバイトの立場である自分にはどうする事も出来ない

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