ヘルス街と言われる伊勢佐木町付近に系列店が5店舗あるようだった。
移動しながら店長は身の上話をしてくれた。
離婚して仕事も無い時期にお金もなくなり、パンをかじりながら東スポを読み、今の仕事に応募したという事だった。
各店舗に挨拶に行き終えると、小銭入れからいくらか取出し「牛丼でも食べてて」と言い残し立ち去った。
目の前にあった吉野家に入り、のんびり牛丼を食べ終える頃、店長が登場
「配属店が決まったから行こう」
言われるがままに付いて行き、キラキラした看板のある雑居ビルに入って行った。
マット専門店で1階が受付で地下がプレイルームになっている店だった。
連れてきてくれた店長からホスト風の若い男性にバトンタッチ
これからは、その男性が仕事を教えてくれるようだ。
新入りはまず、ここに送り込まれるらしい。
自分の他にもうひとり、60近いような年齢の男性がいた。
仕事は、タオル折り、使用済みタオルの回収、ローションの補充、シャワー室内の歯ブラシ、イソジン補充など
独特な雰囲気や環境に慣れるまで時間はかかったが、徐々に慣れ仕事も覚えていった。

