人の出入りが激しいのに対し、自分はのんびりマイペースという感じだった。
ほとんど地下で雑務をこなし、待機していたので、わずらわしい人間関係の悩みも少なかった
キャストの女性たちとも挨拶をするぐらいで会話も数える程
名前もほとんど覚えていない状態だった。
ある日、ホールチェックという作業をしていた
プレイルーム周りを巡回して、ローションボトルの補充、使用済みタオルの回収等に精を出した
そして、シャワールームに入り歯ブラシ、イソジンなどの補充を終えた
この店は、プレイルームにはシャワー施設が無く、一旦プレイルームを出てから共同シャワールームに行くスタイルだった
プレイルームが6部屋に対しシャワールームは4室なので、混んでいるときは女性キャストがシャワールームの取り合いをする
プレイルームの天井に豆電球が4つあり、シャワールームの電気をつけると豆電球が光るという仕組みになっていた
女性キャストは豆電球をチェックし、お客さんとシャワールームへ向かう
使用後に電気を消さないと、プレイルームの豆電球が点灯したままで、他の女性キャストが利用可能と認識できない
混雑時などはスムーズな接客の妨げになるので、点けっぱなしになっていた時は消しておいてくれと店長に言われていた。
一つのシャワールームが誰も居ないのに電気が付いていたのを確認した僕は電気のスイッチをオフにし、自分の待機所に戻った
そして、タンクに入ったローションをボトルに小分けする作業をしていた
すると、自分が待機している踊り場とプレイルームがある部屋を仕切っていたカーテンが勢いよく開かれた
びっくりしているとキャストの女性だった
「シャワー室の電気を消さないで下さい!」と凄い剣幕
他のキャストに取られないように、空いてる時に電気を点け確保し
その後、一旦プレイルームに戻ってから、お客さんと一緒にシャワールームへ向かうらしい
驚きつつ「はい・・・」と答える前に、その女性キャストは向こうへ消えていった。

