風俗店員やってました・12



地下の待機所で孤独に作業していると、上からコールが来た

空いたプレイルームの清掃を指示された

17時前後になると、早番・遅番の入れ替えがあり、急激に忙しくなる

早番嬢が退出すると、サッと部屋に入り清掃開始

綺麗にして帰ってくれるキャストと汚したまま帰るキャストに見事に別れる

一際汚くプレイルームを使い、そのまま帰るキャストがいた

一緒に清掃していた店長に聞いてみた

「この部屋使っていたの誰ですか?」

店長は苦笑いしながら答えてくれた

「ラム」

この前、カーテンを勢いよくめくり、こちらに苦情を言ってきた娘だ

ラムは、ほとんど毎日のように出勤しているキャスト

正直、面倒くさい苦手な嬢だ

なるべく近づかないようにしていた

ある日、ローションをボトルに入れる作業をしていると

カーテンがパッと開けられた

ビックリしていると

ラムがこちらに覗き込んできた

また何か苦情か・・・?と思いきや

笑顔で「ウケる」と一言

向こうへ行ってしまった

一生懸命仕事している姿が面白いのだろうか

うっとうしいなと思っていた

入れ替えの時間になり、バタバタ走り回っていると

ラムとすれ違った

目が合うと、何故かニコッと笑顔

よく分からん人だな思いつつ作業を終え一息ついていると

またもやラムが登場

「私、もう帰るんですけど、これ余っちゃったんで食べますか?」

とサラダと飲み物を差し出してきた

戸惑いながらも「あ、有難うございます」と受け取りお礼を言うと

私服に着替えた彼女は、荷物を抱え帰宅していった

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