風俗店員やってました・20

年末に近づくと、男性スタッフが数人入り

女性キャストも新しく数名、入店してきた。

新人男性スタッフは、自称元ヤクザという事だった

ヤクザのしきたりや幹部の護衛のしかた等を教えてくれたが

そこらへんの週刊誌に書いてあるような内容だった

今までも数名、元ヤクザだという経歴を名乗る男性スタッフがいたが

この世界では、それがステータスなのだろうか

ヤクザやっていたのが風俗のボーイなんかやるのか?

疑問に思ったが、まあとりあえず適当に聞き流した

女性キャストは地方から数名が流れてきたようだ

寂しいのか、よくこちらまで来て話しかけてきた。

関西から来たというキャストは、なかなかここに馴染めていない感じだった

「こっちの女のコはなんかコワい」

「関西だったら、新しいコが入ってきたらウェルカムですよ」

愚痴っぽい事から始まり、こちらでの生活を色々話してくれた

勤務時間が終了し、帰宅しようとすると

廊下にある共用冷蔵庫に駆け寄り、取り出した袋をこちらに差し出し

「これ、食べて下さい」と手渡してくれた

コンビニ袋の中には、ジュース、サラダ等が入っていた

「ありがとうございます」と受け取ると、彼女は優しく微笑んでくれた

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