年末に近づくと、男性スタッフが数人入り
女性キャストも新しく数名、入店してきた。
新人男性スタッフは、自称元ヤクザという事だった
ヤクザのしきたりや幹部の護衛のしかた等を教えてくれたが
そこらへんの週刊誌に書いてあるような内容だった
今までも数名、元ヤクザだという経歴を名乗る男性スタッフがいたが
この世界では、それがステータスなのだろうか
ヤクザやっていたのが風俗のボーイなんかやるのか?
疑問に思ったが、まあとりあえず適当に聞き流した
女性キャストは地方から数名が流れてきたようだ
寂しいのか、よくこちらまで来て話しかけてきた。
関西から来たというキャストは、なかなかここに馴染めていない感じだった
「こっちの女のコはなんかコワい」
「関西だったら、新しいコが入ってきたらウェルカムですよ」
愚痴っぽい事から始まり、こちらでの生活を色々話してくれた
勤務時間が終了し、帰宅しようとすると
廊下にある共用冷蔵庫に駆け寄り、取り出した袋をこちらに差し出し
「これ、食べて下さい」と手渡してくれた
コンビニ袋の中には、ジュース、サラダ等が入っていた
「ありがとうございます」と受け取ると、彼女は優しく微笑んでくれた

